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    オイル・ケミカル

    ハイブリッド車には専用エンジンオイルがオススメ!

    ハイブリッド車やアイドリングストップ車は、エンジンの始動と停止を繰り返す過酷な使用ゆえに専用のエンジンオイルがおススメです!

    今回の記事ではなぜ専用オイルがオススメなのか? 各メーカーのお勧めのハイブリッド専用オイルを紹介します。

    この記事では、以下の点についてまとめています。

    1. なぜ専用エンジンオイルが必要なのか?
    2. お勧めのエンジンオイルはどれか?

    是非参考になさってください。

     

    2級自動車整備士として約20年に渡り、車に関わってきた者としての観点で情報をお伝えします。私自身まだまだ勉強すべき事が沢山ありますが、参考にしていただければ幸いです。

     

    こんな方におすすめ
    • ハイブリッド自動車に乗っている
    • どんなエンジンオイルを買おうか迷っている
    • 車を長く大切に乗りたいと思っている

    ハイブリッドエンジンにはなぜ専用オイルを必要とするのか?

    ハイブリッド車のオイルには大きく2つのことが求められます。

    その① 抵抗が少ない

    その② 強い油膜

    なぜこの2つの要素が特に必要とされるのかについて説明したいと思います。

     

    摺動抵抗の少ない柔らかい粘土であること

    ハイブリッド車には当然燃費の良さが求められるため、よりエンジンがスムーズに回転するためには、オイル自体の抵抗を少なくする必要があります。

    そこで近年特に“0w-20”といった粘度の低いサラサラのオイルが採用されています。

    そのため、エンジン自体の回転抵抗が少なく燃費を良くすることに一役買っているのです。

    燃費を良くするため、抵抗の少ないオイルの性質が求められる

     

    油膜切れを起こしにくい性質を持っていること

    ハイブリッド車のエンジンは、通常の車と違い頻繁に始動と停止を繰り返していますが、この使用環境こそがエンジンにとって寿命を縮める要因となってしまいます。

    なぜエンジンの寿命を縮めることになるのでしょうか?

    エンジンが停止すると、内部にエンジンオイルは供給されず、オイルはオイルパンへと戻ってしまいます。

    この状態から、エンジンが再始動される“ドライスタート”と呼ばれる油膜切れを起こす現象が起きてしまいやすくなってしまい、エンジン摩耗が促進されてしまいます。

    しかも、走行中にエンジンが始動する事になれば、アイドリング時よりも高い回転数まで一気に上昇する事になり、十分にオイルが行き渡っていない状況下であれば尚の事、エンジンにダメージを与えやすくなってしまうのです。

    エンジン停止時には、オイルの供給停止するため、再スタート時にも油膜切れを起こさない性質が求められる

     

    ハイブリッド専用エンジンオイルは他と何が違うのか

    ①抵抗を少なくするための低温流動性の確保

    エンジン始動時のような冷えている状態では、オイルの温度も低く硬い(粘度が高い)為、エンジンが回ろうとする力に対して、オイルは抵抗力となってしまいます。

    そこで、必要な潤滑を行いながらも抵抗を減らし、燃費を良くするため、摺動抵抗の少ないオイルの性質を持たせるために低温流動性に優れるよう設計されています。

    具体例を挙げますと、GUlfHYBRIDオイルでは、低温流動性を確保するためベースオイルと添加剤にの工夫がなされています。

    ベースオイル…二種類の VHVI(グループ3) ベースオイルを使用する事で低温流動性を確保

    添加剤…有機モリブデンに特殊モリブデンを加えて、二種類のモリブデンを組み合わせることで、エンジン始動直後の低油温時からどんな温度領域でも常に安定した摩擦低減効果を発揮

    合成オイルやベースオイルのグループに関して詳しくは下記の記事を参考

    https://mycar-labo.com/best-choice-syntheticoil/

     

    とはいえ、ただオイルを柔らかくサラサラにしたのでは、高負荷、高回転の時に油膜が切れやすくなってしまい、異常な摩耗や、焼き付きを起こす可能性が生じてしまいます。

    そのため、摺動抵抗が少ないオイルでも油膜を保つという、矛盾する難しい条件を満たす必要があります。

     

    ② 油膜の確保

    ハイブリッド車はエンジン停止から始動の頻度が高く、これによるドライスタートと呼ばれる油膜切れを起こしやすいという点が、エンジンにダメージを与えるという事でした。

    このオイルの供給がストップしても、なるべく油膜を保つように改良されているのがハイブリッド専用エンジンオイルです。

    具体的な例を挙げると、GULFのハイブリッド専用エンジンオイルには“コンプレックスエステル”がベースオイルに採用されており、このオイルの特徴とて、分子構造にマイナスの極性を持つ分子を有するため、金属摺動面に吸着する性質がある。

    つまりオイルが磁石のように金属面にくっ付いて油膜を保つ為、ドライスタート時や、高負荷時にも油膜切れしにくく、優れた潤滑性を持つことができるようになっています。

    極性基を持つ Complex Ester の採用(GULFホームページより抜粋)

    HYBRID CAR はアイドリングストップ機構の採用や、モーターだけで走ることもできますので、エンジンは始動と停止を頻繁に繰り返します。ここでエンジンにとって問題となるのは 「ドライスタート」 です。
    エンジンが停止すると当然のことながら、内部にエンジンオイルは供給されず、オイルはオイルパンへと戻ってしまいます。
    この状態から、エンジンが再始動されると油膜切れを起こしてエンジン摩耗が促進されます。

    オイルが供給されていない間でも、ベースオイルに採用した極性基を持つ Complex Ester が金属表面に吸着して油膜を形成、ドライスタートの際のエンジン内部の金属表面を保護します。

    この性能は地味ですが、頻繁にエンジンの始動停止が繰り返される HYBRID CAR には大切なエンジン保護性能になります。
    このドライスタート時におけるエンジン保護性能が、一般的な省燃費型エンジンオイルと大きく異なるポイントであり、Gulf HYBRID CAR 専用油開発における Gulf LUBRICANT TECHNOLOGY-2 となります。

    参考:GULF

     

    まとめ

    ハイブリッド車のエンジンオイルには、その特有のエンジン特性ゆえに求められる条件を満たす必要があります。

    燃費を良くするため、抵抗の少ないオイルことと

    エンジン停止時には、オイルの供給停止するため、再スタート時にも油膜切れを起こさない性質が求められます。

    この記事では、この2つの条件をクリアするために、低温流動性を確保することや、油膜が切れにくい性質を持てるようベースオイルや特殊な添加剤が加えられハイブリッド車のエンジンに合うよう改良されている点をお伝えしました。

    ハイブリッド車やアイドリングストップ機能がついている車にお乗りの方はぜひ専用エンジンオイルを試してみてください。

     

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