故障修理

ワゴンRのブレーキランプ点灯不良の原因はだいたいアース不良です!簡単に直る解決法もお伝えします

今回はワゴンRのブレーキランプの不具合について、原因と解決法についてお伝えしたいと思います。

問題の車両はMH23ワゴンRで、平成23年式になります。

不具合の具体的な症状は以下のような状態です。

症状
  • ブレーキを踏んだ時片側のライトが少し暗い
  • スモールは点灯する
  • スモール点灯時、ブレーキを踏むと片側が消え、反対側は点灯する

以上のような症状が見られます。

原因に関して結論から述べると、ブレーキランプのアース不良が原因です。

ワゴンRでは昔からよくある症状で、MH23に限ったことではありませんので、同様の症状でお悩みの方は本記事を参考にして頂ければと思います。



現箇所の特定

今回のブレーキランプ点灯不良は右側のランプでしたので、テールランプのユニットを外して現状を確認していきます。

テールランプユニットの取り外し

ワゴンRのテールランプの取り外しは非常に簡単です。

黄色い丸で囲んだネジを2ヶ所外して引っ張れば外すことができます。

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下記画像のように、ランプユニットの裏には2ヶ所のクリップがありボディー側に刺さっています

バルブ確認

ランプユニットからブレーキ兼スモールのソケットを引き抜き、電球の状態を確認しました。

下の画像がブレーキのダブル球になります。バルブ内のフィラメントは目視では切れていなさそうでしたので、次にソケットの内部を確認していきます。

原因発見

金属のソケットを引き抜き配線との接触部分を確認すると、下の画像でも確認できるように配線部分が焼けているのがわかります。

ブレーキ点灯不良の原因

ブレーキランプ点灯不良の原因は、何度も電気のオンオフを繰り返すことで、接点が焼け焦げて、それが原因となり電球を通った電気がアースへ流れることが出来ず、このような症状になっていたものと思われます。

問題解決法

では、原因がわかったので、問題の解決へと移ります。

配線が焼けている部分をヤスリで磨き清掃しました。非常に簡単ですがこれだけでブレーキの点灯不良の問題を解決することができます!

修理後の確認

とりあえず、電球は裸のまま室内から目視できる位置でライトをつけブレーキを踏み症状が改善されたかの確認を行います。

正常に点灯していることを、確認することができました。

今回のブレーキランプ点灯不良は、歴代のワゴンRでもよくある症状でした。

もし、同様の症状でお悩みの方がおられましたら、ブレーキランプソケットのアース不良を疑ってみてください。

この記事が参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。