軽自動車のエンジンオイルの交換方法を画像付きで分かりやすく解説していきたいと思います。
今回は、オイルエレメントも同時に交換します。
オイル交換する車両はMH55SのワゴンRハイブリッドです。
軽自動車でのオイル交換の紹介ですが基本的には普通車も同じと手順となっていますので参考にしていただければとおもいます。
エンジンオイルの交換サイクルに関してですが、5000キロごとか6か月ごとのどちらか早いサイクルでの交換をお勧めします。
粗悪なオイルでなければ5000キロ毎で十分ですし、逆にどんなに走る距離が少なくてもオイルは特殊なものを除いて酸化しますので6か月ごとの交換がベストです。
作業準備
⚫︎まずオイルを抜く前に、車両をジャッキアップするかスロープなどを使って持ち上げておくと作業がしやすくなります。
⚫︎次にボンネットを開け、エンジン上部にあるオイルフィラーキャップを開けます。
キャップが固く閉まっていて開かない場合は、ペンチなどを使用すると簡単に開けることが出来ます
オイルの排出
⚫︎ オイルパンにあるドレンボルトを緩めてオイルを排出します。
⚫︎この車両に関しては14㎜のドレンボルトでした。
⚫︎ ボルトを抜いてオイルを排出する時に、エンジンが暖まっている場合はやけどに十分注意してください。
⚫︎ 軽自動やなら2.5L~3.5Lほど出てきますのでそれ以上の容量の容器で廃油を受けるようにしましょう。
オイルエレメントの交換
⚫︎ オイルエレメントは、エンジンオイルの交換2回につき1回の交換サイクルで大丈夫です。
⚫︎ 走行距離が1年で1万キロ前後の方の場合であれば、1年に1度の交換だけで大丈夫です。
⚫︎ オイルエレメントは専用のフィルターレンチを使用して外します。
⚫︎フィルターレンチはホームセンターでも売っていますし
⚫︎スズキ、ダイハツ、スバル、ホンダ車であれば以下の画像のサイズの工具で大抵は大丈夫です。
⚫︎ 古いオイルフィルターが外れたら、取り付け部分に付着しているオイルや汚れをしっかりと拭き取っておきます。
⚫︎この作業を怠ってしまうとオイル漏れや、にじみの原因となってしまいかねませんので手間ですがしっかりやっておきましょう!
⚫︎ 新しいオイルフィルターを取り付けるときは、フィルターパッキンにエンジンオイルを塗布しておきましょう。
⚫︎すでにグリスなどが塗られているものもありますので、その場合はオイルを塗る必要はありません。
⚫︎ 新しいオイルエレメントを取り付ける時は、最初は手でエレメントを周して取り付け面にパッキンが軽く着地するくらいまで締め込んで行きます。
⚫︎そこからフィルターレンチを使用して目安として3/4回転締め込みます。
新しいオイルの注入
⚫︎オイルエレメントの交換が終わる頃には、ドレンから古いオイルが抜け切っていると思います。
⚫︎ドレンパッキンは新しいものに交換します。
⚫︎古いものを再利用しても漏れた経験は個人的には一度もありませんが、どのメーカーも再使用不可となっていますので、交換をお勧めします。
⚫︎ ドレンパッキンは軽く潰れる事でオイルが漏れないようになっています。
⚫︎ドレンボルトを締め込んでゆき、パッキンが軽く潰れる感触のところまで工具を使用して閉めましょう
ドレンボルトを締め過ぎると、オイルパンの雌ネジが潰れ取り返しのつかない事になりますので十分注意しましょう
⚫︎ オイルを注ぐ前にドレンボルト、オイルエレメントがしっかり締まっているかもう一度確認しましょう。
⚫︎私はドレンを締め忘れ、オイルを注いでもったいない事になって経験が何度かあります😭
⚫︎ 注ぐオイルの量は、出てきた廃油の量を見て判断できますが、入れ過ぎてしまうということがないように、数回に分けて入れるようにしましょう。
⚫︎まずは2L、0.5Lといった感じです。
軽自動車の場合は平均的に2.5~3.0L入るようになっています。オイルエレメントを交換した時はプラス0.3~0.5Lくらいを目安に追加するとちょうど良いと思います。
オイル量の確認
⚫︎ エンジンルーム内にあるオイルレベルゲージを引き抜き、とりあえずゲージの範囲内にオイルが入っている事を確認します。
⚫︎ オイルがゲージの範囲内にある事を確認したら、ジャッキダウン、あるいはスロープから移動し車両を水平な状態にします。
⚫︎フィラーキャップを閉め エンジンを始動しオイルがエンジン全体を流れるように30秒ほどアイドリングさせ、エンジンをOFFにします。
⚫︎ もう一度、オイルレベルゲージを引き抜いてウエスで拭き取り、再度ゲージを刺して引き抜きオイル量を確認しましょう。
⚫︎エンジンを始動する前よりレベルが下がっていると思いますのでMAXから8分めの間におさまるようにオイルを追加しましょう。
⚫︎ オイルを追加したのち、最後にもう一度ゲージを確認しオイルが規定の範囲内に来ていれば、オイル交換完了です。
⚫︎次回の交換時期が分かるようにステッカーを貼るか、トリップメーターをリセットしておきましょう。
まとめ
いかがでしょうか、エンジンオイルを実際に交換する際は以下の点に十分注意し行うようにして下さい。
ドレンボルトは締めすぎない
オイル量を確認する時は、水平な状態で
オイルレベルゲージでしっかり確認
最後に締め忘れがないかチェック
最後までお付き合いいただきありがとうございました。